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転職エージェント名 運営会社 | 備考・特徴 | 売上高(円)*2 | 従業員数*3 親会社 |
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リクルートエージェント リクルート | 求人の質/量ともに業界最大手級 伝統的に営業職に強い | 965億 2.4兆*1 | 4150人 リクルート |
doda パーソルキャリア | リクルートと双璧。業界最大手級 伝統的にIT・技術職に強い | 9706億*1 | 5285人 パーソルHD |
パソナキャリア パソナ | 丁寧な転職支援が高評価 2019,2020年利用者満足度No.1*5 | 3250億*1 | 9317人*4 パソナG |
Spring転職エージェント アデコ | 社会人経験少ない人にも手厚い 2018年利用者満足度No.1*5 | 1683億 *日本のみ | 3000人 |
マイナビエージェント マイナビ | 総合大手。IT、メーカー技術職、 金融系、営業職に強い | 1510億*1 | 9800人*4 |
メイテックネクスト 同上 | 製造業系エンジニア専門 | 1010億*1 | 7396人*4 メイテック |
第二新卒 AGENT neo ネオキャリア | 第二新卒、フリーターを手厚く | 553億*1 | 3790人*4 |
エンエージェント エン・ジャパン | 細やかなサポートあり | 568億*1 | 1617人*4 |
レバテック キャリア レバテック | IT・Web系エンジニア専門 | 451億*1 | 1405人*4 レバレジーズ |
type転職エージェント キャリアデザインセンター | 転職者をサポートする気持ち強い | 122億*1 | 651人*4 |
MS-Japan 同上 | 経理/財務/人事/総務/法務専門 | 41億 | 146人 |
ランスタッド 同上 | 外資系強い。人材業界世界2位 | 非公開 | 非公開 |
マイケル・ペイジ 同上 | ハイクラス向け。英国が本社 | 非公開 | 210人 |
*1:グループ会社及び関連会社を含む
*2:雇用形態は各社掲載情報に拠る
*3:オリコン顧客満足度ランキング
転職エージェントとは?
また転職希望者をサポートする一方で、当たり前だが企業からの求人を預かる役割も担っている。企業を探す転職希望者と、転職希望者を探す企業。この両者の橋渡し役として、お互いがwin-winになれるよう最善を尽くしているのが転職エージェントなのだ。
転職エージェントがしてくれること
転職エージェントは具体的に以下のようなことを提供している。
・キャリアプランについてのカウンセリング
・キャリアプランに基づいた求人紹介
・履歴書など、応募書類の添削
・面接の対策、アドバイスなどのサポート
・面接日時や入社日の日程調整
・給与についての代理交渉
転職希望者のアドバイザーであり、秘書的な役割も担っていることがわかるだろ?
これだけのサービスを、転職エージェントは転職希望者に無料で提供している。
転職エージェントのシステム
エージェントは求人を募集している企業側からお金をもらって運営をしている。転職希望者と企業を結ぶ仕事ではあるが、その報酬は企業側からのみ徴収していることになるのだ。
報酬体系は明瞭で、採用者の年収の3割程度が企業からエージェントに支払われる。これは採用が決まったタイミングで発生するんだ。
例えば年収500万円の転職希望者の場合、3割にあたる150万円がエージェントに支払われる。
転職のお手伝いを一人するごとに150万円の報酬。なかなかいい金額だろ。だからこそ、転職エージェントは必死になって転職希望者をサポートしてくれるというわけだ。
なぜ企業側は3割も支払うのか?
名の知れた企業だと、自社のWebサイトや転職サイトから、応募条件に達していない人も含め、スキルも経歴もバラバラな応募者が数百人応募してくる。この中から、人事担当者は多くの時間をかけて選考に駒を進める人を選定しなければならない。これは人事部の人件費として、その企業の大きな負担になる。
エージェントは、<採用の可能性がある求職者>のみを紹介するから、企業側からすると圧倒的に時間的コストを抑えらえる。
またエージェントを間に挟むことにより、企業側は希望要件(年齢や性別など)を出すことも可能になる。一般的な転職サイトではこういった要件を法律上の理由から大々的に書くことができないので、エージェントにフィルタリングをかけてもらっているのが現状だ。
転職エージェントと転職サイトの違い
よく分かる違いの一覧表
転職エージェント | 項目 | 転職サイト |
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(早) エージェントと二人三脚で転職活動を行っていくため、転職は急ピッチで進んでいく。自分のペースというよりは、エージェントと一緒に転職活動を行っていくイメージ。 | 転職のペース | (遅) 求人の応募から始まり、面接日の調整なども全て自分で行う。マイペースに転職活動を行える反面、だらけてしまうこともしばしば。 |
最初にエージェントがキャリアカウンセリングを行い、転職希望者の転職目的や強みを整理してくれる。自分一人では気付けなかったキャリアプランを発掘することも可能。 | キャリアコンサルティング | △ 転職サイト上の情報のみで自己分析を進める。友人に相談するのもありだが、人生を左右するキャリアプランとなると適切なアドバイスは望めないかもしれない。 |
◯ キャリアコンサルティングに基づいた案件を紹介されるため、厳選された少数となる。その分通過率は高い。 | 応募可能求人数 | ◯ 転職サイトに掲載のある求人であれば、好きな案件に好きなだけ応募できる。当然通過率は低くなってくる。 |
◯ 一般に公開されていない求人にも応募することが可能。(エージェントが紹介してくれる) | 非公開求人 | △ 一般に公開されている求人のみ応募可能。 |
◯ エージェントは企業と直接接点があるため、企業HPの情報はもちろんのこと社風など独自の情報を得ることができる。 | 求人企業の情報 | △ 企業HPや転職口コミサイトを基に、自分で調べる。 |
◯ 応募書類の添削、面接対策など専任エージェントからの充実したサポートを無料で受けることが可能。 | 採用までのサポート | △ ハウツー本や情報サイトを基に、自分一人で採用活動を行っていく。 |
◯ 通過の可能性がある厳選された案件を紹介しているため、公募より転職の成功率は高い。またエージェントによっては選考に漏れた後でも転職希望者を企業にプッシュすることで、入社にこぎつけることもある。 | 入社成功率 | ☆ 全ては自分の実力次第。 |
◯ 面接日から入社時期まで、エージェントが代理で日程の調整を行ってくれる。また、入社前の給与交渉を行ってくれることもしばしば。 | 企業との連絡・調整 | △ 基本的にすべて自分で行うことになる。複数の企業で同時に選考が進むと、管理が煩雑になる。また、採用される立場ということで給与交渉がしづらい実情もある。 |
◯ エージェントの紹介により、自分一人では決して出会うことのなかった企業を知ることができる。 | 知らない企業との出会い | △ どうしても自分の知っている企業や自分の手の届く分野に固執してしまう。人生の可能性を狭めてしまう可能性がある。 |
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転職エージェントのメリット・デメリット
転職エージェントのメリットとデメリットも、まとめてみた。
転職エージェントのメリット
・転職希望者一人ひとりにエージェントが付き、専任としてサポートを務めてもらえる。
・一般に公開されていない非公開求人に応募することができる。
・ネット上には公開されていない企業の内情をエージェントから直接聞くことができる。
・履歴書、職務経歴書など応募書類の添削をしてもらえる。
・面接のアドバイスや、模擬面接を実施してもらえる。
・自分の市場価値を客観的に指摘してもらえるため、高い精度でキャリアプランを形成することができる。
・エージェントが採用担当者に転職希望者のことを直接推薦してくれることがある。一度面接で落ちても再チャンスがある。
・日程調整や書類の応募など、面倒な作業を一括してエージェントが行ってくれる。そのため、履歴書なども一度エージェントに提出すればそれ以降は更新が必要な場合だけで良い。
・エージェント主導で日程調整を行ってくれるため、短期間で転職活動を完了させることが可能。
転職エージェントのデメリット
・事務職など、応募が殺到する求人に関しては、企業は転職エージェントを使わないことが多い。エージェント経由で採用すれば、手数料として年収の3割を払わなければいけないので、採用しやすい職種に関しては、企業は自社のWebサイトだけで募集することもある。だから、エージェントに登録しても紹介されない求人がある。
・学歴やこれまでの経歴を基に求人を選出するため、機械的に求人案件が決まってしまうこともある。
・登録に年齢制限がないと書かれていても、年齢や経歴により市場価値が著しく低いと判断された場合は、そもそもサポートを受けられない場合がある。
・電話やメールなどで、エージェントとはある程度密に連絡を取らなければならない。
・エージェントが専任としてサポートをしてくれるため、エージェント個人の実力に左右されてしまうことがある。
転職サイトを使う場合は、サイトごとに得意分野があるから、自分の希望する分野に強いサイトを選ぼう。
最大手で、営業・事務系の仕事に強い「リクナビネクスト」、IT・通信系につよい「doda」などだ。
転職エージェント利用の流れ
と言っても、会って話すことは電話よりも多くの情報をエージェントに伝えることができるので、やっぱり対面で話したほうがいいよね。
どんな人が転職すべきなのか?
ただし、日本では転職の回数が多いと、採用にマイナスになることが多々ある。だから、自分と今の会社が合わないと思ったら、すぐに転職しろ、というようなことは言えない。
しっかりと自分の置かれている状況を整理し、本当に転職すべきなのかを疑うことが大切だ。確固たる「転職する目的」がなければ、転職は絶対にうまくいかない。さらには、キャリアプランに傷がつき、次の転職にもマイナスだし、今後、ずっとこのマイナスを背負う可能性もある。
以下のフローチャートで、自分が転職すべきタイミングなのかを確認してみよう。
転職のタイミング(フローチャート)
「なんとなく」での転職はやめるべき
大手転職エージェント会社の一つである「エン転職」のエージェントにアンケートをとったところ、転職相談に来る3人に1人は転職すべきでない人と答えた。
そして、そういった転職すべきでない人たちは、相談の際に「なんとなく現職がやりたい仕事じゃない」、「なんとなくこの会社だと将来が不安……」、「なんとなく3年経ったから……」など、 なんとなく がついている転職理由を挙げる。
「なんとなく」には、明確な目的がない。
自分の「やりたいこと」や「できること」が明確ではない状態では、どうしても転職先の知名度や勤務地、年収などの安易な理由で選びがちになってしまう。
そして、一度「なんとなく」の転職を経験すると、そこから抜けられずなんとなく転職を続ける負のスパイラルに陥る人もいる。転職に明確な目的がないのであれば、絶対に転職はしないほうがいい。
何度も言うように、日本では転職の回数がマイナスに作用することが多々ある。転職をするからには、必ず成功させなければいけない。
転職すべき人
・やりたいことや将来の目標が明確。
・やりたいことが現職ではどうしても叶えられない。
・経験、スキルについて自信を持って人に話せる。
転職すべきでない人
・努力をせずにブランドや年収等を望んでいる。
・明確なキャリアプランがない。
・ストレス耐性が低すぎる。