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「デビットカードの還元率は、クレジットカードに比べて低い」、「デビットカードには、クレジットカードのような特典や優待がない」と書かれている記事もありますが、時代は変わりました。
現在は、一般的なクレジットカードよりも還元率が高く、プラチナデビットカードなどラグジュアリーな特典が豊富なカードも存在します。
今回は、デビットカードの中でも高還元(1%超)なカード7枚をランキング形式で紹介します。
還元率の高さだけでなく、還元方法(キャッシュバック or ポイント、どんなポイントに交換可能か)や年会費、特典などもセットでお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
記事の最後に、100種類以上のデビットカードから著者が選ぶ、高還元率の最強カードを紹介しています
目次
- デビットカードの最大還元率ランキング!ベスト7
- 1位:タカシマヤで最大10%還元、ソニー銀行「タカシマヤプラチナデビットカード」
- 2位:どこでも還元率2%、りそな銀行「りそなデビットカード<プレミアム>」
- 3位:最大2%還元、ソニー銀行「Sony Bank WALLET」
- 4位:最大1.2%還元、GMOあおぞらネット銀行「Mastercardプラチナデビットカード」
- 5位:どこでも1%還元、楽天銀行「デビットカード」
- 6位:1%還元&特典豊富、住信SBIネット銀行「プラチナデビットカード(Mastercard)」
- 7位:還元率1%、千葉銀行「TSUBASAちばぎんVisaデビットカード」
- コスパ最強のデビットカードは、GMOあおぞらネット銀行「Mastercardプラチナデビットカード」
デビットカードの最大還元率ランキング!ベスト7
1位:タカシマヤで最大10%還元、ソニー銀行「タカシマヤプラチナデビットカード」
年会費:3万3000円
還元率:2~10%還元
還元方法:タカシマヤポイント
百貨店タカシマヤの一般商品の買い物が、基本10%還元。食品などは3%。書籍などは2%
国内のVisa加盟店では基本2%還元
ポイントの利用方法:2000ポイントごとにタカシマヤ及びグループ専門店で利用可能
・タカシマヤメンバーズサロンでの優待
・タカシマヤで買った商品を自宅まで配送する送料無料
・3か月ごとの利用額に応じて+1%のボーナスポイントがもらえる(年間最大3万ポイント)
・Visaプラチナカード特典
・海外・国内旅行傷害保険、ショッピング保険
・空港ラウンジ(ラウンジ・キー)
・ソニーストアで3%オフ+2%還元 など
還元率(の最大値)が最も高いデビットカードは、ソニー銀行が発行する「タカシマヤプラチナデビットカード」。
百貨店タカシマヤでの優待サービスとソニー銀行のデビットカード「Sony Bank WALLET」が一体になったカードです。
タカシマヤでの利用還元率
利用店舗・内容 | 還元率 | |
---|---|---|
・タカシマヤ各店 ・タカシマヤ フードメゾン ・タカシマヤ ウォッチメゾン | 一般商品 | 10% |
特価品 食料品、レストラン・喫茶 | 3% | |
・タカシマヤ通信販売 ・高島屋オンラインストア ・タカシマヤ ファッションスクエア | 一般商品 | 10% |
特価品、食料品 | 3% | |
食料品宅配「ローズキッチン」 | 3% | |
※2023年11月時点 ※タカシマヤの一部店舗で例外あり ※書籍、たばこ、荷具・送料等のポイント率は2% |
※Visaデビット分は、Visaの国内加盟店での利用で1レシート単位100円(税込)ごとの計算
国内Visa加盟店で利用すると2%のポイントが還元され、3か月ごとに利用額に応じてプラス1%のボーナスポイントが付与されます(最大年3万ポイント)。
ためたポイントは、2000ポイントごとに国内のタカシマヤやタカシマヤグループ専門店で利用可能。
オンラインポイントに交換すれば、高島屋オンラインストアでも利用できます。
※カードの利用者は、平均年間18万円相当のポイントを獲得しているそう!
出典:https://sonybank.net/pdf/press221011_01.pdf
ほかにも、Visaのプラチナカード特典やタカシマヤでの特典(ロイヤルカスタマーサービス)、海外・国内旅行傷害保険も付帯され、ステータスカードならではの優待を受けられます。
詳しくはこちら
ソニー銀行「タカシマヤプラチナデビットカード」
→ 新規入会&利用で、最大3万5000ポイントがもらえるキャンペーン中
2位:どこでも還元率2%、りそな銀行「りそなデビットカード<プレミアム>」
年会費:8400円(月会費700円)
還元率:2%還元
還元方法:りそなクラブポイント
ポイントの利用方法:いつでもどこでも1000円ごとに20ポイントたまって、提携ポイントに交換可能
ショッピング補償
りそなデビットカード〈プレミアム〉は、りそな銀行・埼玉りそな銀行が発行するデビットカードです。
月会費700円(年8400円)を払うと利用でき、ポイント還元率はどこでも2%。
月会費のモトを取るには、年42万50円以上(月平均3.5万円強)利用する必要があります。
※初月は月会費無料
1000円の支払いごとに、20ポイント(りそなクラブポイント)が貯まります。
20社以上のパートナー企業のポイントに交換できるほか、キャッシュバックも可能です。
ただし「1ポイントあたりの価値」が交換するポイントによって異なります。
りそなクラブポイントを100ポイントを交換する場合
Tポイント:90P
キャッシュバック:70円
楽天ポイント:75P(楽天Edyは80円分)
ANA・JALのマイル:50マイル
参考:https://www.resonabank.co.jp/kojin/hiraku/modal/exchange.html
また、年間最高100万円(自己負担額 5000円/1事故あたり)の「ショッピング保険(国内・海外)」が付帯されています。※ただしスマホや付属品は対象外
詳しくはこちら
りそな銀行「りそなデビットカード〈プレミアム〉」
3位:最大2%還元、ソニー銀行「Sony Bank WALLET」
年会費:無料
還元率:0.5~2%還元
※優遇プログラム Club S のステージに応じて還元率が変わる
還元方法:翌月に自動現金キャッシュバック。還元金額の上限なし
・ソニーストアで3%割引
・PlayStation™Network / PlayStation®Store で2% キャッシュバック
Sony Bank WALLETは、ソニー銀行のキャッシュカードとVisaデビットが合体した、年会費無料のデビットカードです。
優遇プログラム Club S のステージ(会員ランクのようなもの)に応じて、国内で利用した額の0.5~2% が(翌月25日までに)口座に自動入金(キャッシュバック)されるので、ポイントを交換する手間がなく、失効してしまう心配もありません。
ソニー銀行のステージとSony Bank WALLETのキャッシュバック率
ステージ | 通常 | シルバー | ゴールド | プラチナ |
---|---|---|---|---|
条件 | なし | ・月末の総残高(WealthNavi for ソニー銀行の資産評価額を含む)300万円以上 ・外貨預金積立購入月3万円以上 ・投資信託積み立てプラン月3万円以上 上記のいずれか | ・月末の外貨預金残高 ・月末の投資信託残高 ・20日時点の「WealthNavi for ソニー銀行」の資産評価額(円換算額) の合計が500万円以上~1000万円未満 | ・月末の外貨預金残高 ・月末の投資信託残高 ・20日時点の「WealthNavi for ソニー銀行」の資産評価額(円換算額) の合計が1000万円以上 |
キャッシュバック率 | 0.5% | 1% | 1.5% | 2% |
ATM手数料 | 月4回無料 以降1回110円 | 月7回無料 以降1回110円 | 月15回無料 以降1回110円 | 何回でも無料 |
振込手数料 | 月2回無料 以降1回220円 | 月4回無料 以降1回220円 | 月6回無料 以降1回220円 | 月11回無料 以降1回220円 |
為替コスト | 米ドル15銭など | 米ドル10銭など | 米ドル7銭など | 米ドル4銭など |
外貨定期預金金利 | 優遇なし | 米ドル+0.01% | 米ドル+0.02% | 米ドル+0.03% |
海外ATM利用料 | 1回220円 | 月1回無料 以降1回220円 | 月3回無料 以降1回220円 | 月5回無料 以降1回220円 |
外貨送金手数料 | 1回3000円 | 月1回無料 以降1回3000円 | 月3回無料 以降1回3000円 |
|
※2023年11月時点 |
また、Sony Bank WALLETのメリットは、外貨との相性の良さにあります。
旅行前、ソニー銀行の口座に対象の外貨預金しておけば、Sony Bank WALLETで支払っても「海外事務手数料」を無料にできます。
さらに、口座開設日を含む月の翌々月末まで「外貨購入時の為替コスト」が無料。
かつ、定期的に無料になるキャンペーンも行っているので「外貨預金がしたい、海外旅行のために外貨を購入したい」という方にもオススメです。
詳しくはこちら
ソニー銀行「Sony Bank WALLET」
→ 新規カード発行後、国内で5回以上利用すると1000円もらえる
4位:最大1.2%還元、GMOあおぞらネット銀行「Mastercardプラチナデビットカード」
年会費:3300円
還元率:1.2%還元 ※税金や公共料金は0.5%還元
還元方法:翌月に自動現金キャッシュバック。還元金額の上限なし
・ATMの出金手数料 月20回無料
・他行宛の振込手数料 月20回無料
・利用限度額 1000万円/1日
GMOあおぞらネット銀行の「Mastercardプラチナデビットカード」は、世界中のMastercard加盟店で利用でき、利用額の1.2%の現金が決済確定月の翌月21日(土日祝の場合、翌営業日)に1円単位で口座に自動で振り込まれます。
キャッシュバック(現金還元)の上限がないため、使えば使うほどおトクです。
※ただし、税金や公共料金、鉄道やバス、病院やApple Storeなど、一部キャッシュバック率が0.5%になる利用先もある
年会費の損益分岐点は、27万5000円。だいたい月2万3000円以上(税金や公共料金などを除く)カード払いをする予定がある方には、誰でもオススメできます。
GMOあおぞらネット銀行では、セブン銀行とイオン銀行とゆうちょ銀行で入出金が可能です。
「Mastercardプラチナデビットカード」を使えば、月20回まで出金手数料がかかりません。
また、他行宛の振込手数料が月20回まで無料になります。
ただし、プラチナカードならではの特典や優待はありません。
コスパ最強かつ、還元率高めのカードを求めている方にはオススメです。
詳しくはこちら
GMOあおぞらネット銀行「Mastercardプラチナデビットカード」
5位:どこでも1%還元、楽天銀行「デビットカード」
年会費:無料
還元率:1% ※楽天市場で使うと2倍
還元方法:楽天ポイント(100円ごとに1ポイント)
ポイントの利用方法:50ポイントからデビットカードの決済に充当できる
特になし
楽天銀行の「デビットカード」は、年会費無料でどこでも還元率が1%です。
100円利用につき、楽天ポイントが1ポイントたまります。
また、楽天市場で楽天銀行「デビットカード」を利用すると、ポイントが2倍になります(ただし、SPUは対象外)。ためたポイントは、50ポイントからデビットカードの決済に充当できます。
※ポイントをためるには、楽天市場にログインし、事前に会員リンク機能での紐づけが必要
国際ブランドはVisa(ベーシックデビットカード)、JCB(デビットカード・パンダデビットカード)、Mastercard(デビットカード)から選ぶことができます。
※Visaの場合、年会費無料のベーシックのほかに、シルバー(年会費2200円)、ゴールド(年会費5500円)がありますが、還元率は変わらない(その代わり、ショッピング保険などが付帯される)
※国際ブランドで迷ったら、利用できる店舗数の多いVisaがオススメ
詳しくはこちら
楽天銀行ベーシックデビットカード(Visa)
楽天銀行デビットカード(JCB)
楽天銀行デビットカード(Mastercard)
→ デビットカード発行後、条件をクリアすると最大500円プレゼント
6位:1%還元&特典豊富、住信SBIネット銀行「プラチナデビットカード(Mastercard)」
還元率:1%
還元方法:スマプロポイント
年会費:1万1000円(1000円ごとに10ポイント)
ポイントの利用方法:500ポイント以上100ポイント単位で、1ポイント=1円で現金または100ポイント=40JALマイルに交換可能
・Mastercard® Taste of Premium®優待
・PriorityPass(プライオリティ・パス)
・ダイニング by 招待日和
・旅行傷害保険(海外は自動付帯、国内は利用付帯)
・モバイル端末の保険(通信端末修理費用保険)
・Apple PayやGoogle Pay™対応
・ATMの出金手数料 月10~20回無料
・他行宛の振込手数料 月10~20回無料
住信SBIネット銀行「プラチナデビットカード(Mastercard)」は、還元率1%のプラチナカードです。
月間の利用金額合計に対して、1000円ごとに10ポイントのスマプロポイントがたまります。
スマプロポイントは、500ポイント以上100ポイント単位で、1ポイント=1円で現金または100ポイント=40JALマイルに交換可能です。
年会費が1万1000円かかるものの、空港ラウンジやレストランでの優待(2人以上で使うと1名分のコース料理が無料)といったステータスカードならではの特典を受けることができます。
ダイニング by 招待日和
厳選された国内外有名レストラン約250店舗を2名以上で予約した場合、コース代金1名分が無料(1か月あたり2回まで)。
PriorityPass(プライオリティ・パス)
世界1300か所を超える空港ラウンジを年3回まで無料で利用可能。飲み物や食事、インターネットの接続サービスなどが利用できる。
対象の支店:イチゴ支店(101)、ブドウ支店(102)、ミカン支店(103)、レモン支店(104)、リンゴ支店(105)、バナナ支店(107)、メロン支店(108)、キウイ支店(109)、イルカ支店(207)、クジラ支店(403)
詳しくはこちら
住信SBIネット銀行「プラチナデビットカード(Mastercard)」
7位:還元率1%、千葉銀行「TSUBASAちばぎんVisaデビットカード」
年会費:11万円
還元率:1%
還元方法:TSUBASAポイント(100円ごとに1ポイント)
ポイントの利用方法:1ポイント=1円で1000ポイントからキャッシュバック可能。また「TRUTH」「C-VARUE ショッピング」での支払いにも利用できる
・TSUBASAちばぎんデビットClub Off(提携施設での優待や割引)
・ダイニング by 招待日和
・空港ラウンジ(プライオリティ・パス)
・海外・国内旅行傷害保険(自動付帯)
・ショッピングガード保険
・Visaプラチナカード特典
TSUBASAちばぎんVISAデビットカード(プラチナ)は、千葉銀行が発行する、還元率1%のプラチナデビットカードです。
年会費は11万円と、デビットカードの中で最高額。
モトを取るには1100万100円以上利用しなければなりません。
ただし、ちばぎんパートナー(提携ショッピングセンターやホテル、飲食店など)で利用すると、割引サービスを受けたり、ポイントが2~3倍たまります。
また、TSUBASAポイントは、11ポイント=1円で1000ポイントからキャッシュバック可能。「TRUTH」「C-VARUE ショッピング」での支払いにも利用できます。
詳しくはこちら
千葉銀行「TSUBASAちばぎんVisaデビットカード」
コスパ最強のデビットカードは、GMOあおぞらネット銀行「Mastercardプラチナデビットカード」
ここまで、還元率1~10%までの7種類のカードを見てきました。
タカシマヤユーザーの方には、1位=最大10%還元の、ソニー銀行「タカシマヤプラチナデビットカード」をオススメできるのですが、通常のVisa加盟店では還元率が2%(しかも、たまるのはタカシマヤポイント)なので、そうでない方にはあまりオススメしません。
※年会費が3万3000円するし
また、2位のりそな銀行「りそなデビットカード<プレミアム>」は、還元率がどこでも2%ですが、年会費が8400円かかり、交換するポイントによってレートが変わります。
※100P=100Pで交換できる、WAONポイントやnanacoポイント、dポイントやPontaポイントに交換するならいいけど
さらに、3位のソニー銀行「SonyBankWALLET」は最大2%還元ですが、2%還元にするには、口座に1000万円以上の外貨預金や投資信託などが必要です。
プラチナカードなのに年会費が3300円と安く、利用額の1.2%の現金が翌月21日に1円単位で口座に自動でキャッシュバックされます。
1日あたりの利用限度額は1000万円なので、高額利用も可能。
キャッシュバック(現金還元)の上限がないため、使えば使うほどおトクです。
※ただし、税金や公共料金、鉄道やバス、病院やApple Storeなど、一部キャッシュバック率が0.5%になる利用先もある
年会費の損益分岐点は、27万5000円。だいたい月2万3000円以上(税金や公共料金などを除く)カード払いをする予定がある方には、誰でもオススメできる1枚です。
詳しくはこちら
GMOあおぞらネット銀行「Mastercardプラチナデビットカード」
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