世界最大級のコスプレプラットフォーム「World Cosplay」で、決済や投げ銭、NFTの購入などに使われる仮想通貨「コスプレトークン【COT】」が、3月14日から国内の仮想通貨取引所で購入できるようになりました。
当記事では、コスプレトークンが生まれた背景や使い道(オリジナルコインの発行など)、価格や購入方法などをまとめました。
目次
コスプレトークンを利用できる「World Cosplay」とは?
「World Cosplay(ワールドコスプレ)」は、株式会社キュアが運営する世界最大級のコスプレプラットフォーム(コスプレ写真専門の画像投稿・共有サイト)。
180か国に100万人の会員がいて、12か国語に対応しており、650万以上のコスプレ写真が投稿されています。
自分の写真を見てほしいコスプレイヤー以外にも、コスプレ写真を撮影したフォトグラファー、衣装や小道具をつくるクリエイターやファンも利用しています。
2001年に「Cure」という名前で個人サイト(コスプレ愛好家のためのコミュニティーサイト)としてスタート
2004年にライブドアが買収 → NHN Japan傘下へ → 2012年に姉妹サイトとして「World Cosplay」リリース → 2013年ピクシブの100%子会社として設立されたキュア株式会社に事業譲渡 → 2015年に「Cure」が「World Cosplay」に統合
2017年にピクシブグループから離れ、株式会社キュア(「キュア株式会社」とは別会社)に事業譲渡されて現在に至る
ブレイク前から彼女たちのプレイヤーコインを持っていれば……。
World Cosplayで流通する、2種類のトークン
World Cosplayには、2種類のトークン(仮想通貨)があります。
World Cosplayで決済や投げ銭などに利用できる仮想通貨。今後はNFT購入などにも利用できる予定
【3月18日 追記】World Cosplayの提携サービス「Curecos」はじまる
コスプレトークンが使える新サービス「Curecos」のベータ版が、3月20日に開催される「コスケット」で先行公開されます。
Curecosでは、コスプレイヤーやカメラマンがコスプレ作品をかんたんにNFT化することができ、ファンはコスプレトークンやクレジット決済で気軽に応援することが可能です。
ベータ版では、コスプレトークンを活用した応援、NFT発行、応援金の送金、画像投稿などができる予定です。
【6月24日 追記】Curecosの正式版は、6月29日(水)ローンチ予定!
Curecosでは、コスプレトークン(COT)の投げ銭の返礼品として、コスプレイヤーの作品がNFT化されたものがプレゼントされる仕組みになっています。
二次流通の際も、コスプレイヤーは収益を得ることが可能です。
2.プレイヤーコイン(PLAYER COINS)
COTを利用して、コスプレイヤーやカメラマンなどクリエイターが発行できる独自コイン。決済やインセンティブ、チップや評価に利用でき、自身のブランディングにも活用できる
ファンは好きなコスプレイヤーのプレイヤーコインを買うことで支援やアピールができるし、コスプレイヤーが活躍すればコインの価値も上がっていく。トークンエコノミーってやつだね。
コスプレトークン【COT】とは?
発行体 | Cure Holdings Limited (香港の会社) |
ネットワーク | イーサリアム(ERC-20) |
発行開始(ICO) | 2018年3月 |
発行開始時の価格 | 1COT=0.04USD |
総発行枚数 | 10億枚 |
時価総額(円基準) | 29,815,097,000円 (2022年3月3日時点) |
2022年3月4日16:00時点での価格は、1COT=29.99円(0.26USD)
Cosplay Token(コスプレトークン)【COT】は、株式会社クシム(東証二部上場企業)の完全子会社である、チューリンガム株式会社が開発し、WorldCosplayを運営する株式会社キュアの関連会社Cure Holdings Limitedが発行する仮想通貨(トークン)。
ERC-20に準拠していて、国内取引所のウォレットのほか、ERC-20に対応するウォレット(メタマスクなど)でも保管できます。
メタマスクのインストール方法はこちら↓↓
また、イーサリアム版だけでなくポリゴン版もあります。
運営会社が、各国のコスプレイヤーやコスプレ関係者と触れ合う中で「利便性が高く、みんなが安心して使えるサービスをつくろう!」って流れになったそうだよ。
コスプレトークンが生まれた背景
課題1:10~20代でも、安心して利用できる利便性の高い決済アカウントがない
=コスプレトークンには為替の概念がなく、誰もが所持できる
課題2:コスプレイヤーが正当な報酬を得られていない
=作品の権利者をブロックチェーンで記録し、スマートコントラクトを介して収益が分配されるしくみをつくる
課題3:コスプレイヤーと関係者間のトラブル多発、企業はフォロワー数でしかプレイヤーを選べない
=ブロックチェーンで取引相手を特定できる。活動履歴が改ざんされることなく、公正な評価が可視化できる
上記のほか、さまざまな問題を解決するためにつくられたのがコスプレトークンです。
有志でやるのもいいけど、頑張った人がトークンで報われる社会であってほしいっす!
コスプレトークンの機能
・プラットフォーム内外での決済手段
・ユーティリティトークン
・イベントチケットの購入
・プレイヤーがCOTに対応したショップを開設できる
・プレイヤーコインを発行するための準備金になる
NFTがユーティリティトークンになって、限定コンテンツを利用したり、招待制のイベントに参加したりもできるんだって!
せっかくブロックチェーンを使うなら、レイヤーさんだけでなく、原作者(著作権者)にもロイヤリティが入るといいよなって思ったり……。
国内上場前は、コスプレトークンをどうやって入手していたか?
今まで日本居住者は、コスプレトークンを購入するのが大変でした。
海外の仮想通貨取引所「Bittrex」や「Liquid」で取り扱いがあり、大手分散型取引所(DEX)の「Uniswap」や「Quickswap」で取引されています。
コスプレトークンが買える、日本の取引所と買い方
コスプレトークンは、3月14日(月)から下記の2社で取り扱いが開始されます。
※ハードフォーク後の「COT v2トークン」、イーサリアム版のみ
3月14日(月)13時 COTの入金取扱い開始
3月14日(月)15時 COTのOrderbook tradingでの取扱い開始
3月14日(月)16時 COTの出金取扱い開始
3月15日(火)17時 COTのかんたん売買での取扱い開始
※ほかの仮想通貨と同じく「定額積立方式」で購入するかたちになりそう。また、ほかの取引所に比べ手数料が高く、購入した仮想通貨を出金できないので注意
日本でも(ビビりながら海外取引所を使わないでも)もっといろんなコインが買えるようになればいいのにな~。
上記のどちらか(オススメはZaif)で口座開設して、3月14日以降、ほしいCOT分の日本円を入金すれば購入できます。
コスプレトークンがもらえる!キャンペーン情報
期間:3月3日~3月14日まで
※COTの受け取りには、Zaifの口座が必要
1.Twitterキャンペーン
ZaifのTwitterアカウントをフォローし、対象のツイートにハッシュタグ「#COT取扱い記念キャンペーン」をつけて引用リツイートすると、抽選で100名に1万円相当のCOTがもらえる。
2.新規口座開設&入金キャンペーン
期間中にZaifに新規口座開設(本人確認完了まで)すると1000円相当のCOTがもらえる。
さらに、期間中に5万円以上の日本円を入金すると1000円相当のCOTがもらえる。
3.購入キャンペーン
キャンペーン期間中に累計「1万COT」購入すると、抽選で50名に3000円相当のCOTが当たる。
4.保有キャンペーン
期間中に1万COTを14日間以上継続保有すると、抽選で50名に5000円相当のCOTが当たる。
キャンペーンでもらえるならもらうけど、使える場所が限定的&特に推してるレイヤーさんがいないから、今のところは様子見かな……。
zaifでIEOが行われる新しい仮想通貨「Skeb Coin(スケブコイン)」の紹介記事はこちら↓↓
Can You Survive?
※当サイトの記事は、特定の仮想通貨の購入を推奨するものではありません
(コスプレトークンのホワイトペーパーによると)2017年の時点で衣装代で17.8億米ドル(約2兆円)突破。
チケット代、撮影、宿泊交通費などを含めるともっと大きなお金が動いているし、イベント参加者の約6割は1.1万円~5.5万円の商品を購入してるんだって!