※この記事はアフィリエイト広告を含みます
2022年9月にZaifでIEOが行われる「Skeb Coin(スケブコイン)」は、国内外210万人が利用するサービス「Skeb」などで決済手段や投げ銭に利用できる。表現の自由を守る仮想通貨とは? 買い方(IEO参加方法)やエアドロについて紹介
※今後、Zaifでも取り扱いに向けての準備は進めているそう
目次
Skeb Coin(スケブコイン)とは? 発行される理由
Skeb Coin(スケブコイン)は、イーサリアムのチェーン上で発行される、ERC-20規格のトークン※1
※1:利用するブロックチェーンは正式発表されてないけど、SkebのCEOがTwitterスペースで言っていたそう
おもにSkeb(スケブ)というサービスの決済手段として利用するための仮想通貨で、2022年9月に株式会社カイカエクスチェンジが運営する仮想通貨取引所「Zaif」でIEOや取引を開始する予定です。
【8月31日追記】SkebのTwitteで「Zaifではなく、DAO Maker」で上場が行われることが発表されました
発行体 | 株式会社スケブベンチャーズ |
---|---|
ネットワーク | イーサリアム(ERC-20) |
発行開始(IEO) | 2022年9月予定 |
発行開始時の価格 | 不明 |
総発行枚数 | |
時価総額 | |
※2022年6月時点 |
仮想通貨のプロジェクトの詳細をまとめた「ホワイトペーパー」もまだ公開されていません。
※公開され次第、この記事に追記します
IEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)とは
IEOとは、仮想通貨取引所を介してトークン(仮想通貨)を発行し、資金調達を行うしくみです。
取引所が中心となり、プロジェクトや発行体(企業)を調査してから上場や販売を行うため、信頼性や健全性がある程度担保されます。
IEOに参加し当選すると、私たち投資家は、市場で上場される際の公開価格より安い応募価格で仮想通貨を購入できます。
国内でIEOが行われた例は、まだ2件しかありません。
2021年7月に行われた日本初のIEO。
取引所「コインチェック」で行われ、募集価格は1PLT=4.05円。申し込み倍率は24.11倍。
翌月には24倍まで高騰した(現在は1PLT=17円程度)。
独自のブロックチェーン「パレットチェーン」上で発行されています。
2022年5月に取引所「GMOコイン」で行われ、募集価格は1FCR=2.2円。
上場後に「1日あたりの取引量」が制限されていたことが明らかになり、大量保有者が売りに走って翌日には1FCR=0.7円台まで下がってしまった(現在は1FCR=0.5円程度)
資金調達や独自プラットフォームでの利用を目的に日本のプロスポーツクラブで初めてIEOを行いました。
※ほかにも、2022年夏にコインチェックで「フィナンシェトークン」がIEO予定
Skeb CoinのIEOは「Zaif」という仮想通貨取引所で行われます(Zaifの紹介は後ほど)。
【8月31日追記】SkebのTwitteで「Zaifではなく、DAO Maker」で上場が行われることが発表されました
集められた資金は、Skebの発展に活用される予定です。
Skeb(スケブ)とは?
Skeb(スケブ)とは、日本のクリエイターにイラストや音楽、映像などを有償でつくってもらえる(リクエストできる)コミッションサービスです。
中には、無償なのに色付き(カラー)でガッツリ描いてくれる絵師さまもいるとか。
自分の好きなキャラクターを、自分のためだけに描いてもらえるなんて、こんなに嬉しいことはありません。
Skebは、このスケブ文化を有償化し、ネット上でより利用しやすくしたサービスです。
2018年にスタートし、下記のようなコンテンツが提供されています。
・ボイス
・ミュージック
・テキスト(小説など)
・アドバイス(イラストの練習方法、おすすめのアプリ紹介など)
依頼する人=クライアントが、作り手=クリエイターに投げ銭感覚で金額を設定し、作品をリクエストできます。
納品された作品の著作権はクリエイター側にありますが、クライアントはプロフィール画像として利用できるなど、個人鑑賞の範囲内で楽しむことができます。
クリエイターやクライアントの手間や負担を軽減し、スケブ依頼をしやすくして、課金もできる(クリエイターにきちんと報酬が支払われる)すばらしいサービスだと思います。
ただし、Skebは「NFTに関する事業に今後も関与する予定はない」とコメントしています。
Skebの概要
・ユーザーの30%が海外(100以上の言語に対応した自動翻訳機能がある、越境決済機能もある)
・最短即時入金なのでクリエイターの報酬サイクルが早い
・手数料は6.8%~(業界最安値)、登録やリクエスト手数料は無料
・支払いは、カード決済(VisaまたはMastercard)のみ
Skeb Coinを発行する4つの理由
理由1:表現の自由を守る決済手段
Skebの公式Mediumより
クリエイターの皆さんにとって、創作活動をする上で「表現の自由」が非常に重要な価値を持つことは、改めて言うまでもありません。
海外プラットフォーマーによる表現の規制が問題となっている昨今、2021年2月に大手クレジット会社から複数の出版社に対して、商品の表題に「○○殺人事件」等の特定の表現がある商品では、クレジット決済が取り扱えなくなる旨の通知があった事実が発覚し、表現の規制について参議院議員により問題提起が行われました。
こうした中、新たな決済手段としてのブロックチェーンに注目したユーティリティトークンがSkeb Coinです。
出展:https://medium.com/skeb-jp/skeb-coin-46365b1e6a9e
表現の自由を守る決済手段として、非中央集権的な仮想通貨を利用することにしたようです。
SkebのCEO、なるがみさんのツイート
表現の自由のためのユーティリティトークン「Skeb Coin」発行に向けた3社間覚書締結のお知らせhttps://t.co/aiUxOrbZCd
このツイートが発端。表現の自由が担保された決済を誰も作らないなら自分で作ろとなり、カイカエクスチェンジさんにご協力いただき国内取引所に9月上場を目処に動き始めました! https://t.co/bEb4wTYHrJ
— なるがみ (@nalgami) June 10, 2022
『ラブひな』や『魔法先生ネギま!』の著者で漫画家(兼 クリエイターの表現の自由を守る活動を行ってきた)赤松健さんのツイート
Skeb社のような民間企業の取り組みにより表現の自由が守られ、自由な創作活動が楽しめるのは本当にありがたい。海外プラットフォーマーによる表現規制に対抗するには、日本国内のプラットフォーマーを育てていかなければなりません。こうした取り組みはぜひ応援していきたい。https://t.co/0paQfJENqR
— 赤松 健 ⋈ 公式サイトOPENしました (@KenAkamatsu) June 10, 2022
既存の仮想通貨を利用せず、新たにトークン(仮想通貨)を発行する理由は3つあります。
理由2.既存の仮想通貨が日本のサブカル層に一般化していない
日本の仮想通貨交換業者の総開設口座数は、2021年3月末の段階で429万口座。
日本のサブカル(サブカルチャー)層という狭い業界に限っていうと、ビットコインですら普及していません。
機能の優位性より「誰が使っているか」が利用者にとって重要視されることがあります。
そこで、210万人超のユーザーがいるSkebが、Skeb利用者にエアドロ(無料配布)をして、日本の仮想通貨交換業者のアカウント開設やウォレット作成、アドレスの公開を促すことにより、はじめて触る仮想通貨=Skeb Coinという人が相当数生まれるという予想です。
日本のサブカル層に仮想通貨を普及させる開発費などの初期費用も、IEOによって調達できます。
また、ブロックチェーン事業のコストをSkeb本体の手数料収入から転嫁せずに済みます。
理由3.Skebの資金調達のため
Skebは事業の性質上、運営会社を上場させる難易度が高く、資金調達の手段が限られます。
上場できないと銀行やベンチャーキャピタルの反応も厳しく、Skebを立ち上げるときも、ブロックチェーン業界のエンジェル投資家が支援したそうです。
Skebは今まで検索広告・SNS広告をやらず、口コミだけで3年半で210万人のユーザーを獲得してきました。
現在の手数料を維持したまま、クリエイター優位のプロモーションをしたり開発をするにはIEOが必要なんだそうです。
理由4.ほかの事業者のサービスでもSkeb Coin決済を可能にし、業界全体の決済方法を多様化させたい
Skeb Coinが日本のサブカルサービスを横断して利用できる共通のポイントのように機能することを望んでいるそうです。
【参考記事】Skeb Coinに関する補足説明|Skeb-jp
Skeb Coinのメリット、使い道【開発中】
・Skeb以外の事業者のサービスでの決済手段
・Twitterなど、既存のSNS上でクリエイターに投げ銭できるサービス
→ 日本の創作業界の新たな決済手段として「Skeb Coin払い」を確立しようとしている
・Zaif Paymentでの決済
→ 個人開発者やベンチャー企業が自社の運営するWebサービスの決済手段として利用できる予定
また、Skeb Coin発表後にSkebを利用するクリエイターから「仮想通貨決済だと、価格変動のあおりを受けるのでは? 税務処理が大変なのでは?」といった不安の声があがったようですが、どの決済手段が利用されても、クリエイターが受け取る売上はすべて日本円になるそうです。
Skeb Coinのデメリット
仮想通貨なので、価格変動があること。
とりあえずエアドロがもらえるかもしれないので、利用者登録だけしておきました。
Skeb Coinの買い方|IEOに参加する方法
【8月31日追記】SkebのTwitteで「Zaifではなく、DAO Maker」で上場が行われることが発表されました
詳細は下記ページに書かれています。
Skeb CoinのSHO(Strong Holder Offering)について
また、Skeb Coinは、Skebユーザーへのエアドロップ(無料配布)も検討されています。
Can You Survive?
※記事で紹介したサービスや商品を購入すると、売上の一部がサバイブに還元されることがあります。
関連記事
Zaifで取り扱っているコスプレトークン【COT】を紹介した記事↓↓
日本で4例目(?)となるIEO(仮想通貨プロジェクトの資金調達を目的とした先行発売)は、Skeb Coin(スケブコイン)!どんな仮想通貨なのか、入手方法(IEOの参加方法)などをわかりやすく紹介します。