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ラップドイーサリアムは、世界最大のNFTマーケットプレイス「OpenSea」のオークションで、NFTを売買する場合に使用します。イーサリアム(イーサ)【ETH】とは別物です。
※OpenSeaだと、ETHは黒っぽいダイヤ型のロゴ、WETHはピンク色で表示される
以前、WBTC(ラップドビットコイン)というトークンも見かけたことがあったので「ラップド(Wrapped)ってどういうこと?」「なぜラップドにする必要があるの?」と疑問に思い、ラップドトークンについて調べてみました。
ラップドトークンとは?
ラップドトークン(Wrapped Tokens)とは、特定の仮想通貨と同じ価値を持つ仮想通貨です。
ラップドトークンを利用することで、あるブロックチェーンに基づいたトークンを、異なるブロックチェーン上で利用できるようになります。
また、原則的に好きなタイミングで、もとの仮想通貨に戻す(アンラップする)ことが可能です。
通常は、ブロックチェーンの種類が違ったり、ブロックチェーンと暗号資産が対応していないと、相互利用することができません。
しかし、ラップドトークンに交換することで、異なるチェーン間で互換性を持たせることができます。
また、ラップドトークンを利用することで(そのブロックチェーンでつくられた元の仮想通貨より)取引時間を短くしたり、手数料を減らすことができます。
最も利用されているラップドトークンが、ラップドビットコインです。
ラップドビットコインとは?
Wrapped Bitcoin【WBTC】(読み方:ラップドビットコイン)は、イーサリアムブロックチェーン上の「ERC-20」規格で、ビットコインの価格に連動しているトークン。
1WBTCは、1BTCと同等の価値を持ちます。
WBTCの現在の価格(リアルタイム)
ビットコインはそのままだと、DEX(分散型取引所)やDApps(分散型アプリケーション)、スマートコントラクトの活用などができません。
しかし、WBTCに交換することでイーサリアムネットワークで使えるようになります。
たとえば、ビットコインは、ビットコインのブロックチェーン上で発行されるので、イーサリアム系のトークンを保管する仮想通貨ウォレット「メタマスク(MetaMask)」では管理できません。
でも、WBTCならERC-20に準拠しているので、メタマスクで管理できます。
またWBTCには独自のブロックチェーンは存在せず、仮想通貨ウォレットや保管(カストディ)サービスを提供する、アメリカの「BitGo」という会社がサービスを運営しています。
※WBTCのプロジェクトは、BitGo社のほか、Kyber社とRen社が合同で立ち上げた
ラップドビットコインの入手方法
・BItGo社にビットコイン(現物)を預けて、ラップドビットコインを受け取る
・ラップドビットコインを取り扱う分散型・中央集権型の取引所で購入(ほかの仮想通貨と交換)する
中央集権型取引所の例:コインチェック、LINE BITMAX、バイナンスなど
※ラップドビットコインは、日本の仮想通貨取引所での取り扱いがない
>>コインチェックでビットコインを買う方法はこちらをご参照ください
ラップドイーサリアムとは?
Wrapped Ethereum【WETH】(読み方:ラップドイーサリアム)は、イーサリアムブロックチェーン上の「ERC-20」規格で、イーサリアムの価格に連動しているトークン。
1WETHは、1ETHと同等の価値を持ちます。
WETCの現在の価格(リアルタイム)
「ERC-20」は、イーサリアムのブロックチェーン上でトークンを発行するための標準規格ですが、イーサリアム自体は、ERC-20規格より前に開発されたものなので、ERC-20規格に対応していません。
そこで、ERC-20に準拠するWETHがつくられました。
イーサリアムトークンの取引プラットフォームや分散型取引所を運営する、アメリカの「Radar Relay」社がサービスを運営しています。
※オークション形式でない場合も、出品者がWETHで販売するパターンもある
ラップドイーサリアムの入手方法
さまざまなDEX(分散型取引所)やバイナンスなどの中央集権型の取引所でERC-20の仮想通貨と交換できるほか、メタマスクやOpenSeaでもイーサリアムからラップドイーサリアムに交換できます。
メタマスクでETH → WETHに交換(スワップ)する方法
メタマスク(イーサリアムメインネット)を開いて「スワップ」を押す
スワップ元が「ETH」になっていることを確認し、数量を入力。スワップ先を「WETH」に設定して「スワップの確認」を押す
ガス代を確認しつつ「スワップ」を押せば、交換完了
※交換の際はガス代がかかるので注意
※メタマスクで交換(スワップ)する場合、13の取引所の中から最も低いレートを自動的に取得してくれるそう
そうなってくると、ラップドイーサリアムは必要なくなるかもしれないね。
もっと言うと、日本円でNFTを購入したいっす。
GMOがやってる「Adam byGMO」とか、UUUMの関連会社がやってる「HABET」とか、今度リリースされる楽天の「Rakuten NFT」も日本円で利用できる。
国内のいろんなマーケットプレイスをまとめたから、ぜひ見てみて↓↓
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