※この記事はアフィリエイト広告を含みます
パパの腕の見せ所!
この記事を書いているのは
家族の借金で苦しんだ経験から「お金なんかで人生悲観する人をなくしたい」がテーマ。100歳までサバイブするお金との関わり方を研究。 br>
人生は逃げても攻めても辛いことだらけ。だから、くだらない見栄や常識を捨てて、辛いこともなるべく楽しみ、小さなことに感謝して生きる。お金は目的じゃなく人生を楽しむ道具。 br>
1級FP技能士。元裁判所職員。裁判所入所後、父が残した大借金を金銭的・精神的に解決するために独立して15年(本当は彼女にフラれて独立…)
目次
どうやって教育資金を貯めたらいい?
毎月3万円積み立てた場合、18年後にどれぐらいになるか?の表
毎月3万円 積み立て | 銀行預金 財形貯蓄 0.001% | 学資保険 戻り率利回り 0.25% | 投資信託 利回り 7% |
---|---|---|---|
5年後 | 180万円 | 181万円 | 214万円 |
10年後 | 360万円 | 365万円 | 519万円 |
15年後 | 540万円 | 552万円 | 950万円 |
18年後 | 648万円 | 665万円 | 1292万円 |
40年後 | 1440万円 | ーーー | 7874万円 |
ちなみに、日経平均の過去30年間のパフォーマンスは年平均+0.2%だから、インデックス投資をするならアメリカ市場をメインにするのがいい。
世界一の投資家と言われているウォーレン・バフェットも、自分の死後の財産運用は、その90%をS&P500に連動する低コストのインデックスファンドに投資するように、遺言執行者に指示している。
インデックスに採用されている個別銘柄の株、例えば日経平均なら「トヨタ」とか「ソニー」とかと、まったく同じものを買えばいいだけだから、上がりそうな個別の株を探す手間がかからない。だから手数料(信託報酬等)が安くなる。
手数料が安く抑えられるので、ファンドマネージャーが上がりそうな個別の株を探して購入していくアクティブファンドより、インデックスファンドのほうがパフォーマンスが良いことも多い。
教育資金は、普通預金や財形貯蓄で貯めるか、学資保険に入るか、NISA口座を使って投資信託を積み立てるか、この3つに大きく分かれるよね。
それぞれのメリット・デメリットはこんな感じ。
預金、つみたてNISA、学資保険のメリットデメリット
メリット | デメリット | |
預金 財形 | ・預ける引出すが楽。 ・元本割れしない。 | ・利息が0.001%しかつかない。 ・意思が弱いと貯められない&すぐ使っちゃう。 ・インフレに弱い。 |
学資保険 | ・親に万が一のことが起こると、以後の保険料の払込は不要になる。 ・満期までいけば保険料より多くの保険金を受け取れる可能性大。 ・生命保険料控除の対象(税金が減る) | ・保険会社が倒産する可能性があり、その場合全額保険金をもらえないことも。 ・払い込んだ保険料を自由に引き出せない。 ・中途解約すると元本割れがある。 ・金利が低い。 |
つみたてNISA (投資信託) | ・過去のデータからは、年率7%ぐらいで資金が増える可能性あり。 ・利益が非課税。 | ・年間40万円が上限。 ・元本割れがある。 |
あと、会社が福利厚生の一環として、給料から天引きして預金してくれる財形貯蓄でもいいよね。
ポイントは、給料を使う前に自動的に預金口座にお金を移動させること。これをずっと続けられるか。
ところで、つみたてNISAって投資で利益が出たときに税金がかからない制度だっけ?
NISA口座とは?
実際は損益通算できないからNISA口座で損すると通常口座で損するより、もったいないかもしれない。
NISA口座のメリットを簡単に説明すると、100万円で買った株が3倍の300万円になったとするよ。
NISA口座ではない通常口座でこれを売却すると300万円-100万円で200万円の利益に「20.315%の税金」がかかるんだ。だから「40万6300円が税金」となり手取りは159万3700円となる。
これがNISA口座での売却になると非課税なので税金は「0円」。200万円がそのまま手取りになる。
2019年に30万円損して2020年に30万円利益が出た場合、(-30万円)+(+30万円)で利益が0円になるので、2020年度の税金は0円になる。
しかしNISA口座の場合は損失を繰り越すことができない。だから、なるべく長期間運用して、プラスになるようしないともったいない。
NISA口座と通常口座の手取り額の違い表 *利回り7%の場合
毎年40万円 積み立て | NISA非課税 口座手取り | 通常口座 税引後手取り | 税額 20.315% |
---|---|---|---|
5年後 | 238万円 | 230万円 | 7.8万円 |
10年後 | 576万円 | 540万円 | 35.9万円 |
15年後 | 1056万円 | 963万円 | 92.7万円 |
18年後 | 1435万円 | 1290万円 | 145万円 |
20年後 | 1736万円 | 1546万円 | 190万円 |
NISA口座の種類
「一般NISA口座」は、投資できる年間の上限金額が120万円で、非課税期間が5年間、投資信託やソニーや任天堂等の個別株も購入できる。
「つみたてNISA口座」は、投資できる年間の上限金額が40万円で、非課税期間が20年間、購入できるのは投資信託かETF(上場投資)だけで、それも積立てで購入していく方法のみ。
投資できる年間の上限金額が80万円で、非課税期間が5年間。ただし、まったく活用されなかったため、2023年をもって廃止される。
つみたてNISAは自分で学資保険をやっていくイメージだよ。学資保険も、顧客から預かった資金を株などに投資して運用する。そしてそれで得た利回りの一部を、満期になったら顧客に払ってあげるということ。
だったら、最初から自分で運用したほうがよくない?
当たり前だけど保険会社にお願いすれば保険会社の利益分が差し引かれることになるからね。
そして、何より途中解約をする人が1割ぐらいいる。子供が18歳になる前に、どうしても資金が必要になることもあるだろ? それで途中解約すれば、高確率で元本割れを起こす。
それを何とか耐えて、満期までいったとしても利回りが0.1~0.5%ぐらい。だったら、いつでも必要な時に使える普通預金か、あおぞら銀行 BANK支店の定期預金(1年定期で年利0.2%)のほうがいいんじゃないかと思う。
インフレで、18年後の大学の学費が今の2倍になったとしたら、今貯めた1万円は5000円の価値しかなくなってしまう。
預金とつみたてNISAのハイブリッドで
投資信託は長期間運用すればするほど、元本割れのリスクは減る。だから、学資保険と同じでなるべく短い期間でやめないほうがいい。学費に使わなくても、老後資金になるし。
あと、株式投資や投資信託についても勉強したほうがいいね。そうすればリスクとリターンの関係がわかる。
本屋で「ド素人の主婦が株で100万円を1億円にした話」みたいな本を見つけて、「これならオレにもできる!」と思って、はじめるんだよ。
宝くじと同じで10万人が株をやれば、1人ぐらい運で100万円が1億円になる。けどこれに再現性はない。
退職金が全部なくなった後に相談されても、どうしてあげることもできない。
下記のような本を読むのがいいと思う。
↓この橘玲さんの1冊読めば、世の中に出回っている投資情報がいかに危険かわかる。
↓山崎元さんの本も、とても分かりやすい。
図解・最新 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
あとはちょっと小難しくなるけど、
を読めるようになったら、投資に関してそれなりに知識を積んだ証になる。
どこの証券会社でつみたてNISAを始めればいいの?
メインに使う口座は、やっぱりネット証券がいいね。
ネット証券はリアルの店舗や営業マンを持たないので手数料が安い。そして営業マンに会わなくて済むのもメリットだね。
そういう意味でも学資保険はあまりおすすめしない。僕が保険のセールスマンなら、まずは学資保険で接点をつくって、高額の生命保険につなげるということを考えるから。
ましてや、証券会社や銀行の営業マンが上がる株がわかるわけがない。営業マンも仕事だから、なるべく手数料収入が稼げるものを売りたい。当たり前のこと。
ならば、証券会社は手数料が安くて、信頼性の高いネット証券をメインにすべし。
僕はSBI証券でNISA口座を開設しているし、妻のNISA口座もSBI証券でつくっている。
SBI証券は日本の証券会社の中で、口座数No.1。
ネット証券では断トツのシェア1位(売買代金)。
NISAの口座数も、ゆうちょ銀行や三菱UFJ銀行を抑えて、第1位。
手数料はもちろん安い。そしてつみたてNISA口座での売買は手数料が「無料」なんだ。
なのでSBI証券で始めればいいと思う。
詳しくは、これを読んで ⇒ SBI証券でTポイントをもらう&投資信託を買って老後資産を増やせ!
しかし、子育てにはお金がかかるよね。
※記事で紹介したサービスや商品を購入すると、売上の一部がサバイブに還元されることがあります。
サバイブ運営方針はこちら
で、将来の教育資金をシュミレーションしてみたら、とんでもない額が出てきてさ…